言問橋（ことといばし）は、隅田川にかかる橋で、もともと「竹屋の渡し」という渡船場があった場所です。「言問」という名称は在原業平の詠んだ、【名にし負はば　いざこと問はむ都鳥　わが思ふ人は　ありやなしやと】という歌に因むといわれております。しかし、実際は1871年（明治4年）の創業でこの地に現在もある言問団子の主人が、団子を売り出す際、隅田川にちなんだ在原業平を取り沙汰し「言問団子」と名づけたことから、この近辺が「言問ケ岡」と呼ばれるようになり、それにあわせて業平を祀ったことに由来するとも言われ、実に諸説あって実際のところは判っておりません。言問橋の途中の階段で隅田公園、牛嶋神社へ繋がっておりますので、是非そこから、浅草やスカイツリー、東京ミズマチ等を散策してみてはいかがでしょうか。