もともとは「神明宮」と称しておりましたが、その後「芝神明（芝神明宮）」とも称されるに至りました。また、伊勢神宮の内外両宮の祭神を祀ることから、関東における伊勢信仰の中心的な役割を担い、「関東のお伊勢様」とも呼ばれておりました。江戸時代にはお蔭参りといわれる伊勢神宮への参拝が増えましたが、高額な旅費と長期間の旅程であることからも、容易に行うことは難しかったため、代わりに伊勢神宮の祭神を祀り、江戸市中に鎮座する芝大神宮への参詣者が増えていったと考えらます。

参詣者が増えれば、それを当て込んで参道に数々の出店が見られるようになり、境内では富籤興行や芝居などの見世物小屋で賑わい、明治維新にあたり、今の神社名である「芝大神宮」を称することになりました。「関東のお伊勢様」とも呼ばれていたここ芝大神宮はアクセスも良く、歴史のある神社。本当に神社結婚式におススメの素晴らしい神社です。