色々とある結婚式のスタイルの中でもご家族の方に喜ばれるのが、神前式ではないかと常々お話しさせていただきましたが、今回はそもそも結婚式について親御様はどのように考えているのか考察してみたいと思います。
マイナビウェディング　ブライダル集客サポネットが2020年7月～2021年6月までに結婚式を挙げた、もしくは結婚式場に予約した子どもがいる親御様468名に調査を実施しておりますので、こちらのデータから気になる情報をお伝えしていきたいと思います。まずは「お子様に、結婚式を挙げてほしい会場・場所はあったか」という質問に対して、こちらは、全体の22％、約4.5人に１人が「ある」と回答しております。

実際にその結婚式場で実施した人は６割に上り、親の意向が結構反映されていることがわかりました。結婚式を挙げてほしい会場・場所がある人の理由、上位３つのアンケート結果は以下の通りとなります。
「自分たちも挙げた場所だったから」16.5%
「格式や伝統があるから」11.6%
「なじみがある(近所、家の近くの守り神)」5.8%
親御様世代は神社でのご結婚式が主流だったので、神社で挙げてほしいという希望の方も多くいらっしゃるようです。ご自身の結婚式の思い出を子どもに話しているからこそ「親のためにも同じ結婚式場を選びたい」という気持ちにもなり、親御様の意向が反映されやすいのかもしれないとのことです。

結婚式は親としてかかわれる最後のイベントだからこそ、親御様と一緒に歩くことのできる参進や固めの盃などの儀式がある神前式は本当におススメです。なかなか普段では体験のできない儀式を目の当たりにすることができ、式中にて一緒に参加できるのが神前式の魅力です。

また親御様の結婚式に対する価値観も聞いてみました。結果として、結婚式は「行うべき」が45.7%、「行わなくてもいい」が7.9%。どちらでも良いが46.4%でした。半数近くの方が「行うべき」と回答しております。結婚という責任や重み、区切りやけじめのために行うべきだという意見が多くみられました。
結婚式を、”親として子どもと関わる最後の機会”と捉えている親御様もいらっしゃり、親御様自分自身の区切りや覚悟を持つためにも、結婚式は行ってほしいという気持ちがあるのかもしれません。

ご新郎ご新婦様にとって結婚式は新しい人生のスタートですが、親御様にとっては卒業式となるので、結婚式は是非実施してくださいと神社結婚式.jpでは常に強く訴えています。そうした意味でも、新郎が誓いの言葉を読み上げる誓詞奏上やお二人で行う三々九度、玉串奉奠など注目の儀式がたくさんある神前式は、親御様の卒業式にふさわしい挙式スタイルではないかと思います。
お二人の意思を尊重して「関わらなかった」という親御様の意見が建前としてはあるものの、今回の調査から、決して興味がないわけではなく、親として関われる最後のイベントとして楽しみにしていることが伺えました。
本音では親御様も気にはなるし関わりたいと思っているようです。ご家族の方に喜ばれる神前式。皆様も是非ご検討されてみてはいかがでしょうか。