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「鳥居」について
今回はどこの神社に行っても必ず入り口に立つ鳥居についてご紹介したいと思います。鳥居とは神聖な場所である神域への「門」のことを指し、神域と俗域を分ける結界にあたります。地図でも神社のマークは鳥居で表します。
鳥居の語源は「通り入る」が訛ったものとか、「古事記」による鳥の止まり木を鳥居の起源という説もあります。天照大御神が天岩屋戸にお隠れになった際、天照大御神のお出ましを願い、八百万の神々が鳥を木にとまらせるため、鳥の止まり木として鳥居を用意したという説もあります。
鳥居にも神社によって色々な形状があります。代表的なのが「神明鳥居」と「明神鳥居」です。 墨田公園にある牛嶋神社の鳥居も珍しいですよね。1つの明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたもので、「みつとりい」、「みわとりい」ともいいます。色や形も神社によって様々なので、その違いを探してみるのも、神社に行く楽しみの一つになります。