一度、中清さんに見学をさせて頂いた時、その偶々まで磨き込まれた様なお座敷とお庭に最初から一目惚れでした。主人も同じ感想を持っていたらしく、ほぼこちらのみの見学で決定しました。浅草神社での挙式の予約は取れたものの、なかなか会場のイメージがつかなかった私達ですが、決まる時はトントン拍子に決まるものだなあと思ったものです。試食で頂いた、江戸前の天麩羅もとても美味しく、少し気が早い様ですが当日のお料理が楽しみになりました。

最後に、蛇足ではありますが中清さんには、結婚式だけでなく、節目、節目の記念日にまたお邪魔できる楽しみもあるねえと二人で話したことも付け加えさせて下さい。

私たちは親族のみの内輪の結婚式という形でした。特別、余興は考えませんでした。食べたり、飲んだり、お話したり、そんなゆったりとした時間を過ごせたらなあ…と。そんな私達ですが、自分達なりに楽しむ事、満足のいく事を一番に（一回きりですから。）こだわった部分があります。

まず１つめは、装花です。季節は春でしたので、なるべく緑をなくして、白とピンクを基調に豪華にお願いしました。桜の時期は終わってましたが、高さのあるベースに飾って頂き、お陰様でなんとか春の気分を味わえました。2つめは、キャンドルです。中清さんはお庭がとても素敵ですので、お許しを頂き、お庭にキャンドルを燈しました。夕暮れ時にとても映え、幻想的で深く印象に残るものになりました。3つめは、人力車です。乗りたい半分、恥ずかしさ半分で乗ってみました。想像以上に、道中で沢山の人々から祝福の声を頂き、今でも思い出す度に、本当にやって良かったと思います。

結婚式とは色々と後悔があるものとは聞いていましたが、私達はもう一回やりたいという以外心残りはありません。